趣意書 「スローライフ」を明日につなげるキーワードに。 |
20世紀は、「早く、安く、便利に、効率よく」スピードを追及して発展した世紀でした。ファストフードが全盛、学歴社会になり、人の移動も高速化して、ゆっくりと歩いている暇などないようです。遅い事は「ぐず」で「のろま」なマイナスのイメージがつきまとっています。
しかし、昨年われわれ掛川市民は、スローライフを提唱し、スローであることの価値をもう一度見つめ直してみる機会を得ました。
ファストフードの対極には、時間をかけてじっくり作られる和食文化・スローフードがありました。若い時に良い成績を求める人生の対極には、一生涯をかけてじっくりと勉強を続けるという生涯学習・スローエデュケーションの哲学がありました。急ぐ車からちょっとだけ降りて、ゆっくりと歩いてみたり、自転車で町の中を再発見したりして健康でいられるスローペースがありました。
決してファストであることを否定するのではなく、無価値と思い込んでいたスローであることの価値をもう一度見直してみると、インスタントではなく、時間をかけなくてはできない読書、農業、芸術、そして子育てなど多くのことの価値が見えてきたように思われるのです。
掛川市は、昭和54年4月1日、全国に先駆けて生涯学習都市を宣言して以来、生涯学習によるまちづくり・人づくりを進めてきました。そしてその一つの帰結として「スローライフ」を提唱し、昨年11月には一ヶ月間にわたり「スローライフ月間in掛川」を開催し、その理念を広く市民や世の中に問いかけました。
今般この成果を一過性のものとせず、市民の協力と参加によって継続しようと言う声が上がり、実行委員会を作り再び市民に継続を呼びかけようと考え、今年の11月を中心とした「スローライフin掛川2003」を実行することといたしました。
関係の皆様方のご賛同とご協力をよろしくお願いいたします。
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1 |
スローペース |
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自動車文明から歩行文化への転換で健康増進と交通安全 |
2 |
スローウエア |
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和服、和紙、伝統工芸品を大事にする |
3 |
スローフード |
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地産地消で食の安全と伝統食、日本一のお茶の産地 |
4 |
スローハウス |
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200年長持ちする木の家造り、健康住宅、木材需要喚起 |
5 |
スローエイジング |
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一世紀一週間人生の実践 |
6 |
スローインダストリー |
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丹精込めた農林水産業の振興、産品、安全な食材 |
7 |
スローエデュケーション |
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大器晩成教育と子供達への声掛け運動、芸術文化、趣味 |
8 |
スローライフ |
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1〜7の生活哲学、暮らし方・古来の技術文化 |
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1.目 的 |
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平成14年11月に掛川市で開催された「スローライフ月間in掛川」の考え方を受け継ぎ、スローライフin掛川2003を開催して、「ゆっくり、ゆったり、心豊か」なまちづくりと生涯学習社会の実現を提案する。 |
2.イベント名称 |
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スローライフin掛川2003 |
3.主 催 |
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スローライフin掛川2003実行委員会 |
4.後 援(案) |
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掛川市、かけがわ街づくり株式会社、掛川商工会議所、その他 |
5.協 賛 |
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各種企業・団体 |
6.期 間 |
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平成15年11月1日(土)〜平成15年11月29日(土) |
7.会 場 |
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掛川市内各所 |
8.主な実施内容 |
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スローサイクリングイベント、スローライフチャリティ、スローライフフォーラム、その他
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代表 |
井村 征司 |
委員 |
佐藤 雄一 |
委員 |
山下 真弘 |
副代表 |
高橋 雅志 |
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松浦 昭満 |
会計 |
鈴木 久裕 |
副代表 |
山本 和子 |
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長谷川 八重 |
監事 |
佐藤 典雄 |
委員 |
石山 有子 |
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平野 正俊 |
監事 |
西郷 正昭 |
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小澤 義一 |
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山崎 清一 |
事務局 |
栗田 一吉 |
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小松 正明 |
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山崎 善久 |
事務局 |
大井 敏行 |
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